Glossary

用語集構造的ダイエットの専門用語解説

医薬品、代謝、検査値、行動科学など、各分野の用語を網羅的にカバーしています。

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代謝

インスリン抵抗性

Insulin Resistance

代謝

インスリンが分泌されても、細胞がそのシグナルに適切に反応しない状態。血糖値が下がりにくくなり、さらに多くのインスリンが分泌される悪循環を引き起こす。肥満の根本的なメカニズムの一つであり、構造的ダイエットが最初に介入するポイントでもある。

血糖値スパイク

Blood Sugar Spike

代謝

食後に血糖値が急上昇し、その後急低下する現象。食後の眠気、空腹感の急激な再来、長期的には血管損傷の原因となる。GLP-1受容体作動薬やα-グルコシダーゼ阻害薬はこのスパイクを抑制する。

レプチン

Leptin

代謝

脂肪細胞から分泌される満腹ホルモン。肥満状態ではレプチン抵抗性が生じ、満腹シグナルが脳に届きにくくなる。これが「太っている人の身体は、太り続けるように最適化されている」メカニズムの一つ。体重減少に伴いレプチン感受性が改善されることが、出口戦略の基盤となる。

糖新生

Gluconeogenesis

代謝

アミノ酸や乳酸などの非糖質からグルコースを合成する代謝経路。主に肝臓で行われる。インスリン抵抗性が高いと亢進し、空腹時血糖値の上昇につながる。メトホルミンは肝臓での糖新生を抑制することで血糖値を下げる。食事を抜くと筋タンパク質が糖新生の基質として分解される。

セットポイント理論

Set Point Theory

代謝

体重にはある程度の「設定値」があり、身体がその値に戻ろうとする力が働くという仮説。ダイエット後のリバウンドを説明する理論の一つ。代謝適応(Adaptive Thermogenesis)により、体重減少後は基礎代謝が低下し、数ヶ月〜数年にわたって持続する。構造的ダイエットでは、この力に意志力で抗うのではなく、薬理学的介入で対処する。

栄養

GI値

Glycemic Index

栄養

グリセミック・インデックス。食品が血糖値を上昇させる速度の指標。高GI食品(白米、食パンなど)は急上昇、低GI食品(玄米、全粒粉パンなど)は緩やかに上昇する。ボグリボースは高GI食品の吸収を遅延させ、実質的にGI値を下げる効果がある。

薬理学

血中半減期

Plasma Half-life

薬理学

薬の血中濃度が最高値の半分に低下するまでの時間。短いほど、服用中止後に薬の効果が早く消失し、制御しやすい。構造的ダイエットでは、血中半減期が短い薬を選定基準の一つとしている。これにより「いつでも停止を検討できる状態」を維持する。

AMPK

AMP-activated Protein Kinase

薬理学

AMP活性化プロテインキナーゼ。細胞のエネルギーセンサーとして機能する酵素。メトホルミンの主要な作用標的の一つであり、AMPKの活性化は糖新生の抑制、脂肪酸酸化の促進、インスリン感受性の改善をもたらす。

身体

サルコペニア

Sarcopenia

身体

加齢や疾病に伴う筋肉量・筋力の低下。歩行困難や転倒リスクの増加につながる。SGLT2阻害薬(ジャディアンス)の長期使用では、糖質排出に伴う筋タンパク質の異化が促進される可能性があり、サルコペニアのリスクに注意が必要。

リスク

ケトアシドーシス

Ketoacidosis

リスク

血中にケトン体が過剰に蓄積し、血液が酸性に傾く状態。重症化すると意識障害や死亡に至る可能性がある緊急事態。SGLT2阻害薬使用中に極端な糖質制限や断食を行うと、正常血糖ケトアシドーシスのリスクが上昇する。嘔気・嘔吐・腹痛・深い呼吸があれば即中止・即受診。

乳酸アシドーシス

Lactic Acidosis

リスク

血中に乳酸が過剰に蓄積し、血液が酸性に傾く状態。メトホルミンの稀だが重篤な副作用として知られる。腎機能低下時や大量飲酒時にリスクが上昇する。全身の倦怠感や筋肉痛が激しい場合は即受診。

検査値

eGFR

estimated Glomerular Filtration Rate

検査値

推算糸球体濾過量。腎機能の指標であり、低いほど腎機能が低下していることを示す。メトホルミンやジャディアンスは腎排泄・腎作用の薬であるため、eGFRのモニタリングは必須。eGFR 45未満ではジャディアンスの使用を避けるべきとされている。

HbA1c

Hemoglobin A1c

検査値

糖化ヘモグロビン。過去1〜2ヶ月の平均血糖値を反映する指標。ダイエットの長期的な血糖改善を追跡するのに有用であり、3ヶ月ごとの血液検査で確認すべき最重要項目の一つ。薬の漸減判断にも使用される。

行動科学

ナッジ

Nudge

行動科学

行動経済学の概念。選択肢の提示方法を変えることで、強制や禁止なしに望ましい行動を促す手法。構造的ダイエットでは、食器の小型化(Delboeuf錯視の応用)やデフォルトの変更など、ナッジ理論を食行動の改善に応用している。

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